手作りスリングのレシピ
必ずお読みください!!
スリングについて
「素材はしじらがいいと思う」
最初のころは、「好きな布買ってきてね・・・」と伝えていましたが、経験を積む中で、やっぱり、「しじら」が一番スリングの機能のあっていると感じるようになりました。もしかしたら、他にもいいものはあるかもしれませんが、素材の安定感や、価格から考えて、最高ではないかもしれませんが、かなりいいものであることは間違いありません。できれば、国産の物がいいです。
他にもいい事があります。
蒸し暑い日本では、通気性が良い/「しぼ」と呼ばれる若干凸凹した織り方なので、身体にフィットしやすい/適度な摩擦があることで、セッティングした状態が安定する などです。
「リングは大事」
当会は、セッティングしたあと、布がずれにくいということを大事にして、少しリングに凸凹がある、北極しろくま堂のリングを使っています(完売して購入はできませんが)
リングに凸凹が無い方が、布の調整はしやすいので、どちらのリングも甲乙つけがたいです。
どちらにしても、「スリング専用」の物をご購入してお作り下さい。
「長さについて」
当会が今作り方をお伝えしている物は、かなり大きめの方以外は大丈夫でしたが、リングから出る布が20センチ以下だと、何かの拍子にリングから布が外れた場合危険だと思うので、最低20㎝以上、できれば30センチ程度は余分があるといいなと思います。
授乳ケープとしても活用される場合は、40センチほどあればよいかと思います。
長すぎると、すわった姿勢からの立ちあがりの際、うっかり膝で踏んで、こけるということもあるので、むやみに長くするのはやめておいた方がいいと思います。
「してはいけないこと・あまりおすすめできないこと」
してはいけないことは、火を使う家事をする時や、キャンプ等で、火の回りにいること等です。
うっかり、テールと呼ばれる、リングから垂れ下がる布が火につくと大変なことになるので、それだけはやめてください。
あまりおすすめできないのはおんぶです。後ろに子どもを回すことはできるのですが、しっかりしがみつけるお子さんと、背中にいるお子さんの感覚が敏感に感じられる方はよいのですが、慣れない方は気をつけてください。
「ちょっと今だけ後ろに」と思って、手を添えている程度は大丈夫でも、がっつりおんぶで家事をしようと思ったり、それで出かけるばあいは、おんぶひもを使った方が安全です。
「多様性があります」
首がすわるまでの横抱きもでき、座ってからの縦抱きもできます。
体をすっぽり包んだだっこもできるし、チョイ抱きもできます。
赤ちゃんをリラックスさせてあげる、ハンモックのような感じの抱き方もできます。
授乳ケープとしての役割や、肌がけとしても使えます。
「片方の肩への負担」
上手く使うと、肩に負担がくるというより、背中全体で体重を受け止めるので、思ったより楽です。
ですが、やはり、片方に負担が若干かかります。
小柄なママが大きめの赤ちゃんを抱っこされる等の場合は、当会のオリジナルでいえば、「むぎゅto」の方が、カラダの中心で重さを支えるので、親にとっても子にとってもバランスは良いので、そのようなケースの時は、「むぎゅto」の方をお勧めするケースもありますが、スリングも上手く使えば大丈夫です。